お客さまから提示された調査仕様をもとに、調査課題を設定。その課題の解決に向けて、最適な調査手法の提案を行い、採用していただいた事例をご紹介します。
お客様から提示された調査仕様
- 事業目的
- 食事バランスガイド及びその中で果物を1日2つ摂ること(「毎日くだもの200グラム運動」)について、食品加工業者を対象にした個別面接等による普及・啓発活動を行うとともに、果物を使用した加工食品開発等の現状と今後の取組等についての意識調査を行い、今後の果物を使用した加工食品の開発を促す。このことにより、果物加工品の拡大と、果物を取り入れたバランスの取れた食生活の普及と果物の利用度向上に資することとする。
食品加工業者に対して、以下の事業をおこなう。
- 普及啓発活動
- 食事バランスガイド及び果物の健康機能性に関する専門家等を活用し、食品加工業者に対して、食事バランスガイド及びその中の果物が毎日の生活に欠かせない品目であることの重要性などについて面接等により啓発を行い、果物についての食品業者の理解促進を図る。
- 意識調査
- 食事バランスガイド及びその中で果物を1日2つ摂ること(「毎日くだもの200グラム運動」)について、食品加工業者を対象にした個別面接等による普及・啓発活動を行うとともに、果物を使用した加工食品開発等の現状と今後の取組等についての意識調査を行い、今後の果物を使用した加工食品の開発を促す。このことにより、果物加工品の拡大と、果物を取り入れたバランスの取れた食生活の普及と果物の利用度向上に資することとする。
- 効果測定調査
- 普及啓発活動実施時及びその後の一定期間経過後において、食事バランスガイド及びその中で果物を1人1日2つ摂ることの認知度、果物を使用した食品加工品の製造量や加工品開発取組の変化等について聞き取り調査を実施する。
弊社の提案した調査活動のコンセプト
果物の健康機能を訴求するために、食品加工メーカーで働く方々を対象としたセミナーを実施。果物の健康機能に詳しく、専門知識を有する女性フードコーディネーター/アドバイザーと一緒に食品加工業者を訪問して、ミニセミナー、ワークショップを開催。
ポイント1
活動を食品加工業者に対してより魅力的なものとして感じさせるため、普及啓発活動において、「果物摂食の重要性」(健康維持のための効用など)のほか、
「果物加工食品の最新マーケティング」についての情報を提示
⇒商品開発のヒントにもなる情報を提供することで、事業協力のインセンティブになる。
→マーケティングデータについては、生活者意識などのオリジナルデータなども盛り込む形で作成する。
※弊社の企画で独自調査(Webアンケート調査)を実施。その結果をセミナー/ワークショップで提示
ポイント2
普及啓発活動、効果測定調査を効率的にすすめるため
「ワークショップ形式」で展開
普及啓発活動、効果測定調査の活動をそれぞれ個別でおこなうと効率的・効果的な活動ができないことが考えられるため、「ワークショップ形式」での展開をおこなう。
⇒組み合わせた活動とすることで、単なる啓発、単なる意見聴取にとどまらず、ディスカッションする機会となり、参加者のより深い理解と共通の認識が生まれる
ポイント3
及啓発活動の説明・プレゼンテーションを行う専門家として、果物の健康機能に詳しく、専門知識を有する女性フードコーディネーター/アドバイザーを採用。
⇒調査仕様書が提示された当初は、大学教授などの専門家が想定されていたが、女性フードコーディネーター/アドバイザーは、食に関心が強く、一般生活者の視点からの意見、商品開発のヒントも期待できることを考えて、採用。
⇒野菜と果物に精通したスペシャリストの民間資格認定機関と連携。