COMMUNICATION SCIENCEINSTITUTE

ケーススタディ

ケーススタディ

ケーススタディ実例1

調査

在校生調査「大学生の普段の生活に関する調査」

背景・目的

所属する大学生が、授業や普段の生活をどのように感じ、どのように過ごしているかを把握したい。




ご提案・実施内容

・インターネット上にアンケート画面作成し、アンケート画面へアクセスできるQRコードを発行し、学生に配布。

・学生は自分の時間のあるときに回答ができるように配慮。

・アンケートの結果を、学部別、学年別、部活・サークル所属別などで集計を実施。


成果

所属する大学生の状況や悩み、風紀の乱れなどの課題の状況を把握することができた。

調査

ユーザー調査「栄養ドリンクユーザーのエスノグラフィ」

背景・目的

某栄養ドリンクメーカーが売上が低下し、他ブランドに比べて安売りで販売されている。
これまでユーザー調査をしてこなかったユーザー像を知りたい。




ご提案・実施内容

・ユーザーを定量的に分析しユーザーを6のカテゴリーに分類。

・その中で最も利用頻度が高い層に対して、ご自宅に訪問や一緒にいつもの買い物行動を観察、インタビュー実施。

・競合を含めハウスメーカーのどのような施策が環境イメージに貢献しているかを生活者アンケートを実施して分析。

・商品に関することだけでなく、なぜそのような思考になったのかをインタビューすることでインサイト発掘につなげた。


成果

調査でえられた結果をもとにコミュニケーション活動を刷新。

お客さまから提示された調査仕様をもとに、調査課題を設定。その課題の解決に向けて、最適な調査手法の提案を行い、採用していただいた事例をご紹介します。

お客様から提示された調査仕様

事業目的
食事バランスガイド及びその中で果物を1日2つ摂ること(「毎日くだもの200グラム運動」)について、食品加工業者を対象にした個別面接等による普及・啓発活動を行うとともに、果物を使用した加工食品開発等の現状と今後の取組等についての意識調査を行い、今後の果物を使用した加工食品の開発を促す。このことにより、果物加工品の拡大と、果物を取り入れたバランスの取れた食生活の普及と果物の利用度向上に資することとする。

食品加工業者に対して、以下の事業をおこなう。

普及啓発活動
食事バランスガイド及び果物の健康機能性に関する専門家等を活用し、食品加工業者に対して、食事バランスガイド及びその中の果物が毎日の生活に欠かせない品目であることの重要性などについて面接等により啓発を行い、果物についての食品業者の理解促進を図る。
意識調査
食事バランスガイド及びその中で果物を1日2つ摂ること(「毎日くだもの200グラム運動」)について、食品加工業者を対象にした個別面接等による普及・啓発活動を行うとともに、果物を使用した加工食品開発等の現状と今後の取組等についての意識調査を行い、今後の果物を使用した加工食品の開発を促す。このことにより、果物加工品の拡大と、果物を取り入れたバランスの取れた食生活の普及と果物の利用度向上に資することとする。
効果測定調査
普及啓発活動実施時及びその後の一定期間経過後において、食事バランスガイド及びその中で果物を1人1日2つ摂ることの認知度、果物を使用した食品加工品の製造量や加工品開発取組の変化等について聞き取り調査を実施する。

弊社の提案した調査活動のコンセプト

果物の健康機能を訴求するために、食品加工メーカーで働く方々を対象としたセミナーを実施。果物の健康機能に詳しく、専門知識を有する女性フードコーディネーター/アドバイザーと一緒に食品加工業者を訪問して、ミニセミナー、ワークショップを開催。


ポイント1

活動を食品加工業者に対してより魅力的なものとして感じさせるため、普及啓発活動において、「果物摂食の重要性」(健康維持のための効用など)のほか、
「果物加工食品の最新マーケティング」についての情報を提示

⇒商品開発のヒントにもなる情報を提供することで、事業協力のインセンティブになる。

→マーケティングデータについては、生活者意識などのオリジナルデータなども盛り込む形で作成する。

※弊社の企画で独自調査(Webアンケート調査)を実施。その結果をセミナー/ワークショップで提示


ポイント2

普及啓発活動、効果測定調査を効率的にすすめるため
「ワークショップ形式」で展開

普及啓発活動、効果測定調査の活動をそれぞれ個別でおこなうと効率的・効果的な活動ができないことが考えられるため、「ワークショップ形式」での展開をおこなう。

⇒組み合わせた活動とすることで、単なる啓発、単なる意見聴取にとどまらず、ディスカッションする機会となり、参加者のより深い理解と共通の認識が生まれる

  • 普及啓発活動(プレゼンテーション)

    講師による普及啓発活動

  • 効果測定調査(グループインタビュー調査)

    普及啓発活動において、提示された内容に対する評価(認知状況など)や印象のほか、商品開発の意向等につい聴取、聞き取り調査を実施

ポイント3

及啓発活動の説明・プレゼンテーションを行う専門家として、果物の健康機能に詳しく、専門知識を有する女性フードコーディネーター/アドバイザーを採用。

⇒調査仕様書が提示された当初は、大学教授などの専門家が想定されていたが、女性フードコーディネーター/アドバイザーは、食に関心が強く、一般生活者の視点からの意見、商品開発のヒントも期待できることを考えて、採用。

⇒野菜と果物に精通したスペシャリストの民間資格認定機関と連携。

食品加工メーカーに対する訪問活動だけではなく、食品加工メーカーの商品開発担当者などを集めたセミナーを開催。一部は新聞に取り上げられるなど、好評を博した。

「果物の新しい健康機能~果物のインナー・ビューティー効果と健康・美容に効くメニュー~」に関するセミナープログラム

【食事バランスガイドと果物の健康機能性/果物のインナービューティー(女性の美)効果】

講師:果実に関する専門知識を有するフードコーディネーター/アドバイザー
健康維持のため果実の効用について、専門家の視点から解説するほか、『食事バランスガイド』の解説、果物を200g摂ることをすすめる『毎日くだもの200グラム運動』を紹介。
フードコーディネーター/アドバイザーとしての視点から、果物のインナービューティー(女性の美)効果についても解説。 

【質疑応答 (果物の健康機能性/果物のインナービューティー効果に関する意見交換)】

【海外動向と果物を取り巻く生活者意識の動向からみた今後の商品開発・情報発信の方向性】

講師:コミュニケーション科学研究所 丸田 修
海外の果実加工品の市場動向、海外の果実加工品の技術動向を紹介するとともに、生活者を対象におこなった調査をもとに、果物に対する生活者の意識・行動を解説。
海外の動向、生活者意識を踏まえて、商品開発・情報発信の方向性について提案。

【健康・美容に効くメニュー(レシピ)提案について】

フードコーディネーターが開発した果物を使った料理・ドリンクのレシピを紹介。

【質疑応答 (商品開発等に関する意見交換)】

Ⅳ.果実・果実加工品に対する意識・捉え方

くだものの食べ方・楽しみ方

くだものの食べ方・楽しみ方として最も魅力が高いのは「果物の新しい健康効果」。
自宅で果物を使ったデザートや飲み物をつくること(=ひと手間加える)

に魅力を感じる人も多くなっている。

資料: (株)コミュニケーション科学研究所食と健康のマーケティング研究会「食べ物と健康についてのアンケート」(平成20年9月調査)
  • 大変魅力を感じる(+2)
  • やや魅力を感じる(+1)
  • あまり魅力を感じない(-1)
  • 全く魅力を感じない(-2)